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私たちの水

今年の初めに訪れた焼却場に引き続き、今回は水を作る施設である浄水場の見学に行ってきました。日本は燃やす技術に優れていたという発見と共に、予想しない課題などが見えてきました。

ブルーゴールドやザ・ウォーター・ウォーなどの映画は世界的に見た水に関わる問題を描いた作品ですが、日本にもまた、特有のゴミの問題があるように、きっと水に関することも私たちが想像しないところに問題が隠れているかもしれない、と思ったからこそ、見てきました。

結論から言えば、石灰などで死なない菌が各地で発生し、紫外線殺菌などの方法を行ってコストがかさむ地域が例外的にあるものの、真の問題は、「老朽化と人口の減少」です。私たちの住む地域を流れる奈良井川は、奈良井ダムで貯水され、そして、塩尻市、松本市、山形村へと浄水されて届けられています。

老朽化、単純に経済成長のさなか、40年前に作られた浄水施設を修繕しなければいけない、であればそれほど大きな問題ではありません。水は、奈良井川から水道管を渡って浄水場に至り、そしてさらに水道管を伝って各家々に届けられる、その水道管の老朽化なんです。水道管は国道の下を通っており、しかも、近年、あらゆる施設に耐震化の目が向けられ、より大掛かりな補修工事が待ち受けているようなのです。

そして、人口の減少。それらを補修するためのコストは、否応なく若い世代への負担になってきます。この先世界的に水が貴重になるから、値上がりする、のではなく、日本ではむしろ設備に比例した値上がりです。もはや原発、そしてトンネル・道路だけでなく、水さえも設備面の問題として浮上してくる可能性を秘めています。

2千年以上も続いた歴史を持つローマは、まさに道路や水道などのインフラによる整備を徹底していたからこそ長い歴史を誇ったとも言えます。一方で、万里の長城のように壁を作った中国は歴史は長くとも、王朝の入れ替わりの連続でした。

日本のインフラも今までは経済の発展を立派に支えてきたのかもしれません。ただし、それにしても日本は人口増加、経済発展の急激な成長に伴い、土地・設備という、手を一気に広げすぎてしまったかもしれませんね。

あらゆるところに集落があるからこそ、設備のコストが比例する、これはこの先必ず変還を求められる時代がいつか来るのでしょう。私たちができること、それは次世代へのあらゆるかたちの「貯金」でしょうか。

上流の奈良井ダムを経て本山浄水場を通り、家庭や業務用の水に。松本、塩尻、山形村の約7割の水をここで供給しています。

約5kmの水道管を通って、ここ本山浄水場まで水が運ばれています。


浄水場内の池では、常に毒物などがないか、鯉を飼ってチェックしています。金魚も10cmを超える大きさに。水がきれいな証拠でもありそうです笑。


左側は耐震工事をしており、中の構造がよくわかりました。この長いプールで少しずつゴミを取り除き、水をきれいにしています。

これが、プールの内部。ポリ塩化アルミニウムを使い、水中に混ざっているゴミを固める作業です。

ゴミを取り除かれ、最終段階へ入る水です。一般的に言われる石灰を注入し、殺菌されます。


建物内へと入り、砂利、砂、石炭を使ってろ過され、皆さんのところに運ばれます。

  

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